鼠径(そけい)部のしこり

Comic 001


鹿児島市から来て下さる、男性Sさま。
まぁ体中ガチガチで((+_+))
「最近、太ってきた」・・・でしょうねぇ(^-^;

最近では、1~2回目のうちに時間を気にせず全身を触らせて戴いています。
山田の体力的な都合と、お客さまの時間のご都合を確認してからですが・・・。
男性って女性より「おかしい」と自覚するのが遅いんですよね。
なので、かなりヒドくなってから「メンテしなきゃ!」と来られる方が多いです。

1度目に来られた時は、かなり痛かった筈ですが、叫びもせず(^-^;
2週間後に再度来られたのでホッとひと安心。。。(#^.^#)
痛いのが嫌な方はもう来られないですからね。

2回目に来られた時に左鼠径部にしこりがあるのに気付きました(@ ̄□ ̄@;)!!
「ココ痛くないですか?」と聞いたら「気持ちイイ」(・・?
そんな、気持ちイイような所じゃないんですけどねぇ。。。

明らかに左右で違いがあるので、調べてみる事にしました。

―――――

鼠径部にしこりが出来る原因はいろいろあり、治療が必要なのか、気にしなくていいのかはクリニックに受診してみないと解らないようです。

◆表皮嚢腫(ひょうしのうしゅ)
 ⇒皮膚の表皮にできた袋状の中に、老廃物が溜まる病気
  (良性腫瘍だが、大きくなり過ぎるとガン化する事もあるそう)

 首や背中は聞いた事ありますが、鼠径部にも出来るとは初耳でした。しこりの中に細菌が入ると炎症を起こし、痛みが出てくるようです。

 予防法
  ストレスや免疫力低下でできやすくなると言われているそう。鼠径部は下着の摩擦で起こる事があるそうなので、なるべく摩擦の無い下着で。患部を清潔にし、規則正しい生活で自然と消えることが多いそうです。

※大きくなったり膿が出てきた場合は、皮膚科や形成外科での受診が必要。

◆リンパの炎症・腫れ
 ⇒体内に細菌が入り、リンパがウイルスや細菌と戦うと、しこりという形で出てくるそうです。

 風邪で首のリンパが腫れたり、女性は生理前にリンパの流れが悪くなり腫れる事もあるそうです。炎症からの腫れは徐々に小さくなるので気にする必要はないそうです。

 予防法
  風邪をひいたり、ケガをしないように気をつける。

※しこりが大きくなる、流動性がない、なかなか治らない時は内科の受診が必要。

◆鼠経ヘルニア
 ⇒本来は腹部内にある腹膜や腸が飛び出してしまう病気。別名「脱腸」

 50~60代の男性が全体の80%、女性は20代に多いそうです。内臓を支える筋膜や筋肉の力が弱く、支えきれず股関節部分から腹部内の腸が飛び出てしまうそうです。しこり部分はやわらかく、手で押すと引っ込んでしまうそうです。

 予防法
  筋膜や筋肉力の低下が原因とされているので、腹筋を鍛える!便秘も要因とされているそうなので、出す工夫をする。

※痛みが無いので放置しがちですが、腹膜や腸が壊死する可能性があり外科の受診が必要のようです。

◆悪性リンパ種(骨肉腫・リンパ節癌も股関節にしこりが出来る時があるそうです。)
 ⇒血液のガン。初期症状がない為悪化してから気付く事も多いそう。

 悪性リンパ種とリンパ節の炎症の違い
 ・しこりが硬く動かない。
 ・大きくなっている。
 ・痛みはない。(できる場所による)

 予防法
  原因が解ってないので、日々の体調管理、異変が見付かったらすぐ受診する。

※体調不良が続いて、リンパ節にしこりが見付かった時は必ず受診して検査を受けましょう。

◆変形性股関節症
 ⇒股関節部分の軟骨がすり減り、炎症からしこりが出来るそうです。

 予防法
 加齢によって起こる症状のため、これといった予防法はないそうです。

※将来の歩行に関係するので、歩く時に股関節部分に痛みを感じた場合はすぐ整形外科を受信。

◆梅毒・性器ヘルペス
 ⇒梅毒は小豆程度の大きさの痛みのないしこりとリンパの腫れ。
 ⇒性器ヘルペスは性器の痛み、股関節のリンパの腫れがででこの時のしこりは押さえると痛みを伴うそうです。

 予防法
 性交での感染。母子感染もあるそうで、気になるようなら定期的に(月1回)婦人科を受信。

股関節部分のしこりは病気の可能性もあるので、日頃の体調管理に経過観察。「おかしい」と思ったらすぐにクリニックを受診した方がいいようです。

―――――

Sさまにはしこりの自覚が無かったようなので、痛みや違和感が無いか、触らせて戴きながら話してみようと思います。。。

―――――

後日、しこりが無くなった(・・? 小さくなった(・・?
気にならないサイズになってました。
一時的なものだったのでしょうか。。。
どんな時にしこりが出来るか、暫く観察して戴くように話しました。。。

★鼠径部について
男性で期待して来られる方が居ますが、期待に応えるような施術ではありません。
男女に関わらずお尻~腰回りが滞りやすく、後ろだけでなく前の鼠径部もほぐす必要があります。
脂肪が薄い為とても痛いです。
オイルトリートメントが鼠径部をリラクゼーションの手技で通りますが、風俗ではないのでヌキはありません。

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