皮膚の構造を確認(スキンケアの中心は表皮と真皮)
・表皮
お肌の保護(体内の水分が蒸発しないように潤いを保つ)
外部からの異物や刺激などが体内に侵入したりダメージを与えないように守る
もし異物が混入したらその情報を神経に伝える
・真皮
働きが弱まるとシワやたるみの原因になる
クッションのような働らきによりお肌の弾力やハリを保つ役割
・皮下組織
※化粧品やサプリメントで表皮、真皮を整えることが重要
表皮の働き
・表皮は基定層、有棘(ゆうきょく)層、顆粒層、角質層の4つで構成されている
毎日のように外部からの異物や刺激と戦い、日々ダメージを受けているが「立ち上がる」機能が備わっている
・ターンオーバー
基定層で新しく細胞が作られ、有棘層、顆粒層と順次上に上がり、最後に角質層になりアカとなって剥がれ落ちる
一般的には28日ですが、「加齢」や「生活習慣」によりその周期が伸びてしまうのが肌トラブルの原因
※ターンオーバー周期を正常に近づける事が大切
基底層はターンオーバーのスタート地点
・毛細血管から栄養や酸素が送られ新しく細胞を生み出す働きがある
ターンオーバーを正常に近づけるには、基底細胞の働きと毛細血管からの栄養や酸素の供給が非常に重要
・ダメージや紫外線から真皮を守る働きもある
メラノサイトがメラニン色素を作る事で紫外線から身体を守っている
※基底層には新しい細胞を生み出したり、紫外線やダメージから守る働きもある
メラニン色素は実は人間の体に必要なもの(紫外線という有害物質から体を守る目的で作られる)
・ターンオーバー周期が停滞
・基底膜が弱くなりメラニン色素が真皮にまで落ち、排出されずに残ってしまう
※メラニン色素が肌に残らないようにターンオーバーを正常にする事が大切
有棘層と顆粒層の大切な働き
・有棘層(ランゲルハンス細胞)
外部から侵入してきたウイルスや細菌、かび、放射線などの情報を脳に伝達する働きがある
・顆粒層(ケラトヒアリン顆粒)
光を屈折させ反射させる性質があり、紫外線を遮断する働きがある
角質層へ変化する時には角質層の重要な保湿成分である天然保湿因子(NMF)の材料になる
※有棘層と顆粒層は実はとても重要な働きをしている
見た目は角質層で決まる
※角質層は肌の水分を保ち、外部からの刺激をシャットアウトしてくれる
皮脂膜はもう1つのバリア機能
お肌の3大保湿因子
・角質細胞間脂質
・天然保湿因子
・皮脂膜(お肌を弱酸性に整える働きもある)
※皮脂膜には優秀なバリア機能がある為、化粧品の浸透を邪魔してしまう可能性があり、皮脂膜ともしっかりとなじむものを選ぶ事が必要。
真皮も生まれ変わっている
・線維芽細胞がコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸の3つを生み出し、それぞれがしっかり機能してお肌の弾力が保たれている
※線維芽細胞が衰えるとシワやたるみを引き起こす