化粧品の基礎①
市場には誇大広告や甘いばかりの謳(うた)い文句が溢れ、実際には自分には必要なものを購入してしまったり、効果を実感出来ないどころか、購入した商品での肌荒れ、体調不良を起こしてしまう事もあります。
化粧品やサプリメントの正しい知識を身につけるだけで、自分に必要な製品に辿り着く事が出来るようになります。
最初に「全成分表示」を確認⇒本当に必要な化粧品かどうかを確認出来る
「全成分表示」には科学物質の名前が並んでいる⇒化粧品は「お肌の構造」を科学的に再現したもの。
人のお肌には化粧品以上にお肌をキレイに保ってくれる成分がたくさん存在
⇒汗などと混じり合って皮膚の表面を覆い皮脂膜を形成する「皮脂」
⇒角質内にあって潤いを保ってくれる「天然保湿因子」
⇒角層と角層をつなぎ留めて皮膚内の水分を保持してくれる「角質細胞間脂質」
※全成分表示 「化粧品に含まれるすべての配合成分名を化粧品の容器または箱などに表示する」という成分表示方法のこと。 ※皮脂膜 皮脂腺から分泌される皮脂と汗腺から出る汗によって構成される天然の皮脂を保護する膜。 ※天然保湿因子 肌の角質細胞内にある成分で、角層の水分を守っている保湿物質のこと。 NMF(Natural Moisturizing Factor)、自然保湿因子ともいう。 ※角質細胞間脂質 角質細胞間の隙間を埋める脂質のこと。ラメラ構造という水分と油分が交互に重なる構造で、セラミドを中心とする親水基を持つ。外部からの刺激物質の侵入や細胞内の天然保湿因子の流出を防いだり、肌のバリア機能を安定させたりする。 |
これらがお肌にしっかり存在していれば化粧品を使う必要は無い
「全成分表示」の記載ルール
1.全ての配合成分を記載する。
2.配合量の多い順に記載する。
3.配合量が1%以下の成分は、それ以下に順不同で起債できる。
4.着色料は配合量に関わらず末尾にまとめて記載する。
不足している成分が前に書いてある化粧品を選ぶ